先輩プロフィール
・吉田 雄哉(よしだ ゆうや)先輩
・江戸川大学(24卒)社会学部人間心理学科所属
・2024年4月イトーヨーカ堂入社予定
<内定実績>マミーマート
吉田流ES対策
食品業界の中でも小売に一点集中して就活をされてきた吉田先輩にお話を伺いました!
吉田先輩5つの教え☟
- ESは自分視点に偏らず客観的に見てもらう
- アルバイトの実体験をベースにリアルを伝える
- ガクチカでは自分から率先してとってきた行動を具体的に書く
- 小売ならではの取り組みとして、多数の店舗に足を運び実体験としてESに落とし込む
- まずは内定1社獲得!その後就活は一気に加速する
インタビューを通して具体的にどんなアドバイスを頂けたのか詳しく見ていきましょう!
就活お疲れ様でした!今日はよろしくお願いします。
吉田先輩のこれまでの就活の流れと動きを教えてください。
自分は就活を始めるタイミングが他の人よりもずっと遅く、実は本選考直前の1月後半頃から自己PRを書き出したんです。2月から大学のキャリアセンターに足を運ぶ様になり、そこでESチェックや添削、指導をたくさん受けてブラッシュアップしていきました。
始めた当初は中々うまくまとめることが出来ず苦戦しました。キャリアセンターからはかなり辛口なフィードバックを受け、何度も何度も書き直しました。でもそのお陰で最終的には納得いく内容が出来ました。
ESについては自分が良いと思っていた視点と、キャリアセンターの視点が大きく異なっていたので、客観的に見てもらうことの大切さを知りましたね。キャリアセンター以外にも親や家族にも見せてフィードバックをもらっていました。
その後本選考では応募したESはほぼ通過したので概ね順調に進んだと思います。3月末には1社内定をもらい、最終的に入社を決めた会社からは5月に内定を出してもらって就活を終了しました。
全体の動きを教えてくださり有難うございました!
就活開始時期が結構遅めですがその理由は何だったのでしょうか?
3年生の12月までアルバイトで忙しく過ごしていました。
実はアルバイト先というのは入社予定のイトーヨーカ堂さんでして…。
親が同じく小売業で働いているのをきっかけに、自分も小売でバイトしてみようと思いました。始めた当初は小売を就職先として目指す予定も目的もなく、まさか自分が就職するとは夢にも思いませんでした。
ただ、アルバイトを通して嬉しかったことや楽しかったことの経験、お客様からの感謝の言葉などを受け、自分にも貢献できる事があると知り、また自分の得意分野でもあるのかなと知る事ができました。同時に小売の裏側や大変さもアルバイトを通して知りました。
いざ就活となった時には小売業に絞って進めていく事になりましたが、小売の中でも特に「食」は生きていく上で無くてはならない日常的なもので、また同時に人を豊かに笑顔にするものと思ったので食品業界を選択しました。
アルバイト経験から楽しさと自分の適正を知る事ができたのですね!結果的に食品業界の小売、といった絞り込みが出来たのでスロースターターではありますが効率よく活動を進められたのではないでしょうか。
ES対策において、自分が大切にしていたポイントはどんなことですか?
アルバイトの実体験をベースにリアルを伝えていくことです。
キャリアセンターの方にはESにバイト経験を書く人は多く一般的だと言われました。ただ自分の場合は志望業界、業種の中に実際に入って働いている強みを活かし、業界の人にしか通じない様なリアルな事柄を選考時では伝えていく様にしました。
食品小売はどの店舗も類似した様な体制や仕組み、課題があります。そこを自分の実体験をベースにどの小売企業においても具体的な話に落とし込みました。
面接でも具体的な話をする事ができたので、採用担当の方と話が盛り上がりました。アルバイト経験は就活にも役立ちましたし、実務という点で他の人よりも前倒しして経験を積めたのが良かったです。
そして何よりも小売業の楽しさを身をもって体験しているので入社後イメージや解像度は高いですし、春からの入社が待ち遠しいです。
早く社会人になりたいだなんて、すごく前向きで良いですね!
ESの代表的なガクチカ、自己PR、志望動機についてはどんな事を書いて工夫されましたか?
ガクチカにおいてはゼミ長として頑張ってきたことを伝えました。些細なエピソードでも自分から率先して取ってきた行動を具体的に書くと良いんじゃないかと思います。
自己PRについてはアルバイト経験のことに集中して書きました。構成としては結果からまず伝え、どの様に、どんなことが得られ、入社後はどの様に活かせるのか、という流れに統一して書きました。
志望動機については合同説明会を通してなぜ自分は小売に惹かれるのかをより明確に、他業種との違いについて考えその点を書く様にしました。小売企業については各社の特徴、色、傾向を知った上で実際に実店舗に足を運ぶようにして確かめにいきました。
小売を志望する際のメリットとしては実店舗に気軽にいけることが何より強いです。店舗調査、見学をとにかく沢山行いました。同じ小売スーパーでも各社ごとの違いがあるし、「この会社の狙いは何だろう」、という視点を常に持っていました。お客様を眺め、商品を手に取り、実際にサービスを受けてみる。ただのお客さんとしてではなく、働き手の立場で観察を繰り返しました。
お客様視点で楽しませる工夫をしている店舗だったり、素晴らしい演出が施されていたり。各社の姿勢や努力を見て自分の学びと成長にもつながりましたね。
アルバイトでの経験とこうした店舗調査での学びをおり混ぜ、リアルを武器にESを完成させて行きました。
実店舗見学はどのくらい見に行かれたのですか?
少なく見積もっても20店舗以上は見にいっていますね。
時には小売で働く親を連れて、プロ目線でのアドバイスや意見も聞いたりしました。アルバイト先の社員やチーフに直接話を聞けた事も自分にとってラッキーでした。
身近な人からリアルが聞けるのは吉田くんの強みでしたね。
それでは最後の質問ですが、就活全般を振り返り、25卒の後輩へ伝えておきたいことがあればお願いします。
結果として自分は2社内定を獲得しました。マミーマートさんとイトーヨーカ堂さんからの2社です。
マミーマートさんからの内定は3月に頂いたのですが、1社内定を得ておくと余裕が生まれ、さらに自分らしさが出しやすくなったと思います。メンタル面で1社でも内定を持っておくと気持ちの支えになり、非常に心強かったですね。就活をパワーアップして加速させたと思います。その結果イトーヨーカ堂さんからもスムーズに内定を頂く事が出来ました。なのでまず1社内定獲得を目指してみてください。
そして今の時期からでも就活は遅くありません。自分は本選考直前に本腰を入れて3月には結果を出す事が出来ました。ただ、正直焦りはだいぶあったので、行動は少しでも早くしておいた方が良いですよ(笑)。みなさんの就活がより良いものになります様に応援しております!
沢山お話を聞かせて下さり有難うございました!!
事務局より
吉田先輩はご自身の就活時、キャリアセンター以外に頼る場所がなく1人で試行錯誤されてきたご経験から、自分がこれまでしてきた事が誰かの役に立てるのであれば、という事で快くご協力して下さいました。
ご家族が小売業で働いていたり、ご自身もすでにアルバイトをされていたり、まさか自分が就職先として小売を目指すとは、と話していた吉田先輩ですが、案外灯台下暗しで今自分を取り巻く環境は自然体で起きている事、つまり適性があるからなのかもしれません。自分の強みや気持ちが見えにくくなった時、これまでの自分の行動や今ある環境をもう一度見直してみるのも1つかもしれない、とお話を通して思いました。
志望先と違う業界や業種のアルバイトをされていても、あなたの経験は志望業界に転用できる事があるはず。ご自身のESを見直し、吉田先輩からの学びが活かせる部分は積極的に取り組んでいきましょう!