ESゼミ先輩講座インタビュー画像 (山本先輩)

先輩プロフィール

・山本 凌太郎(やまもと りょうたろう)先輩
・名城大学(24卒)経営学部所属
・2024年4月伊藤園入社予定
<内定実績>伊藤園、他3社以上内定獲得

山本流ES対策

別の業界を中心に就活していた所、つな就を知って食品業界を志望先にする様になったという山本先輩。
「つな就をきっかけに食品業界を見る様になり、これまでお世話になってきたので少しでも恩返ししたいです。自分の経験が誰かの役に立つのであれば嬉しいです。」と今回ご協力下さりました!

  1. 就活は早期スタートして夏インターンをフル活用する!
  2. 山本流3つのESルール
    ①企業の求める人物像をしっかり把握し、それに沿って書くこと

    ②やってきたことの事実情報だけではなく、行動を取った理由と学びを盛り込むこと
    ③具体的な数字を盛り込むこと
  3. 説明会では率先して質問!欲しいネタを主体的に収集する!
  4. 食品企業の人事がよく見ている
    ①入社後の活躍イメージがしやすいか、②入社後具体的にどんなことをしたいのか
    をしっかり自分の中に落とし込んでおく!
  5. キャリアセンター、先輩、友人との対話を経て自分の考え、想いを整理し明確にする!

インタビューを通して具体的にどんなアドバイスを頂けたのか詳しく見ていきましょう!

ESゼミ事務局

これまでの就活経験について色々聞かせて下さい!
どの時期にどんな事をしていたか、どんな点が大変だったのかを教えて下さい。

山本先輩

僕は就活を始めたタイミングが結構早かったと思います。
3年生の3月頃には自己分析、5月頃には過去の先輩のESを参考に、どんなポイントが評価されているのかを学んで夏インターンに向けて準備をしていました。7月頃にはキャリアセンターを積極的に活用してブラッシュアップしていきました。

ESについてはこれまで31社応募して、24社通過してきましたので、正直あまり苦労したという感覚はなく、どちらかと言うと面接の方が苦労しました(苦笑)。ただ、ESについては恐らく書いてきた内容がたまたま評価されたのか、夏、秋インターンと通過率が高かったので問題なく思っていたのですが、本選考前に何となく自分のESに違和感を感じる様になり、構成をだいぶ変えました

ESゼミ事務局

就活スタート時期が早いですね!素晴らしい〜👏
何かきっかけがあったのですか?

山本先輩

一番仲の良い友人の影響ですね。就活への意識が高く、この時期に友人が就活を始めたことをきっかけに、自分も就活を開始することにしました。まずは自己分析から始めてみました。

ESゼミ事務局

早くに始めたメリットはありましたか?

山本先輩

夏インターンに沢山参加できた事です。

この時期、インターンの選考に苦戦している人が多い中、自分は順調でした。インターンに参加することでESで使えるネタに繋がりましたし、人事に顔を覚えてもらったりもしたので、夏インターンからの参加は有利だったと思います。

ESゼミ事務局

先ほど本選考直前にESの内容を大きく変えたと言ってましたがそれはなぜですか?そしてどの様に変更したのでしょうか。

山本先輩

誰かに何かを指摘された、という訳ではなく、突然自分のES、特にガクチカに説得性がないものだと気づき、なぜその行動を取ったのかの理由、経験を通じて学んだ事や気づいた事を重点的に書く様にしました。

夏、冬インターンとESは通過していたのですが本選考前ということでブラッシュアップする為、今一度見直しをしてみて良かったです。自分にとっても納得のいく内容に変更できました。

ESゼミ事務局

なるほど。本選考となると他の就活生もブラッシュアップしてきているでしょうし、これまでの実績に甘んじずに見直して良かったですね。

色々と試行錯誤をされていたと思いますが、山本くんが見出した自分なりのESの法則みたいなものがあれば教えて下さい。

山本先輩

自分には3つのルールがありました。

①企業の求める人物像をしっかり把握し、それに沿って書くこと。

②やってきたことの事実情報だけではなく、行動を取った理由と学びを盛り込むこと。

③具体的な数字を盛り込むこと。
例えば「素振り150回しました」、チャリティ販売で売上高は50万円でした、など具体的な数字を入れるようにしました。

ESゼミ事務局

確かに数値を明確に入れる事で読み手側にも規模感がストレートに伝わりますね。
求める人物像の情報はどの様に収集してきたのですか?

山本先輩

採用サイトから取れる情報はもちろん、自分は説明会からどんな素養が求められているのかポイントを拾っていきました。そして、毎回質問タイムに人事の方にどんな人物を求めているか、実際活躍している社員はどんな人なのかを聞いていきました。

ESゼミ事務局

説明会で積極的に質問してきたのですね!

山本先輩

あとは、ESに限らず選考全般を通してなのですが、食品企業の人事は以下2つのポイントについてよく見ていると思いました。

・入社後の活躍イメージがしやすいか

・入社後具体的にどんなことをしたいのか

つまり自分の強みが入社後どんな場面で活躍出来そうか、と自分のVisionがその会社とうまく適合しているのか、という事です。
僕も食でどんなことをしていきたいのか、自分の経験を踏まえながら考えていきました

例えば自分の場合、海外経験から外国でも日本のお茶を身近なものへと普及させていきたい、という目標がありますが同時に伊藤園が掲げる”世界のティーカンパニー”というビジョンは双方の目指す方向性が合致していた、という感じです。

業界や企業の動向を把握する為に日常的に日経新聞を読み漁ったり、志望する企業が登壇するという説明会などには積極的に参加して自分との共通点を見出していきましたね。

ESゼミ事務局

ふむふむ、参考になります。
ESは主にキャリアセンターに見てもらっていたとの事ですが、キャリアセンターを活用してどんな点が良かったですか?

山本先輩

キャリアセンターの方と実際に話す事で頭の中の整理や伝えたい事の言語化が出来たのが良かったです。実際僕のESは話しながら内容を固めて作成していったという感じですね。
うまく文章で表せない事も話していくうちにクリアになって、つまりこういうことだったんだ、とその後文章としてまとまりやすく、書きやすくなりました。キャリアセンターには感謝です。

ESゼミ事務局

対話していく事で自分の想いや考えが明確になっていったのですね!
話に付き合ってくれるのも有り難かったですね。

山本先輩

キャリアセンターは絶対活用した方が良いと、野球部の先輩から強く勧められていました。
他に部活やゼミでも縦の繋がりが結構あったので、色々な人と話が出来、相談することで自分の方向性や想いが明確に出来たのは良かったですね。

ESゼミ事務局

味方が多くてラッキーでしたね。
就活を通して他にやっておいて良かったことがあれば教えて下さい。

山本先輩

もし食品業界以外も志望されている場合、マイナビさんなどの合説は効率がよく、有効活用できるかなと思います。僕はITや金融などの業界も見ていたので、幅広く業界を見ていた時は短時間で一気に情報が収集できるとあって合説は役立ちました。

あと、先輩の過去ESを沢山読んだ事は結果として学びが多く為になりました
読んでいくとある一定の法則が見えてくるのですが、端的に言うとどの先輩も「自分にしか書けない内容」を書いているんです。短い文章の中でもしっかり差別化しており、そう言った点が重要なんだと先輩のESを読んで学びました。

ESゼミ事務局

冒頭でESよりも面接に苦戦したと言ってましたが具体的にはどんな点が大変だったのでしょうか。

山本先輩

苦戦の理由は聞かれた事に対してうまく回答できなかったという事と、自分の見せ方に失敗した、という事です。

面接場面では自信があるようにパフォーマンスした方が良いのかなと思ってそう振る舞ったのですが、多分印象が悪かったのかな(苦笑)、イメージダウンに繋がった様に思います。選考が通らず失敗でした。本来自分はそこまで自信家なわけではないのに、無理してしまった。やはり素直に正直に、自分らしさで勝負した方が良かったと思いました。

ESゼミ事務局

なるほど、そうだったのですね(笑)!
その後面接対策についてはどんな事をされてきたのですか?

山本先輩

自分は話すのが苦手だったので、数をこなし特訓する場が必要でした。そこで有料のサービスを活用しました。元人事さんという方の所に申し込みをして、朝から晩までZoomを介して模擬面接をして頂きました。かなりの数を続けたことで、だいぶ成長したと思います。本番さながら、様々な角度の質問が飛び交うので鍛えられました。

有料サービスを受けなくともキャリアセンターや先輩、友人同士で行うのでも面接対策は効果があると思います。自分の言葉で話す機会をとにかく量稽古の様に行うと回数に比例して上達すると思います。

ESゼミ事務局

面接はとにかく回数を繰り返すのみ、なんですね(笑)
本日は色々と詳しくお話し頂き有難うございました!

山本先輩

こちらこそ有難うございました!
本選考を迎える25卒のみなさんに少しでも役立てたら嬉しいです。
応援しておりますので、頑張って下さい!

事務局より

山本先輩にお話を伺って行く中で、ご本人がかなりスッキリとした状態で就活を終えていらっしゃる事が伝わってきました。就活を早期開始し夏、冬とESは順調に進むも本選考直前になって自ら見直しブラッシュアップの為大幅変更を加えたと言う山本先輩。ESはその後の面接や選考過程におけるベースとなる部分ですのでそこに違和感があるままだとその後も何か違和感を持ちながら進んでいく事になるのかもしれません。

今あるESをベースに今後の選考は深掘りされても、進んでいっても大丈夫!という状態か確認してみましょう。そして山本先輩からの学びが活かせる部分は積極的に取り組んで本選考前の準備を進めていきましょう!