日本たばこ産業のエントリーシート(メーカー)

#1【26年卒】インターンシップ夏 ⇨ 通過
女性・某市立大学・理系

たばこ、酒など、様々な嗜好品に対する考え

嗜好品は、毎日の活力として、人と人の心を繋ぐ手段として、欠かせない存在であると考える。
父はよく一人静かに晩酌をしていた。寡黙で、父が私を褒めたような記憶は多くない。そのためか若干の近寄りがたさを感じており、母と話すことが多かった。
進学で実家を出た私は、成人後の帰省で両親と祝杯をあげた。初めてお酒を交えて会話をする機会であった。その時の父は、私の生活について聞いたり、近況報告をしたりと本当によく喋った。普段の姿からは想像もつかず、私の父かと疑いもしたが、悪い気はしなかった。
母はこの日の父の様子について、子供と飲める日が来て嬉しかったのだろうと言った。そこで、私は父とゆっくり話したことがなかったと気づいた。過ぎた月日に後悔しつつ、これからはもっと父と関わろうと思った。以降、帰省する度、父と一献傾ける。

私と父をつないだのは酒であるが、他にも嗜好品は随所で人生を彩る役目を担っているのだろう。

「心の豊かさ」に関する、自身が日常的に行っていること

私は「1日1苦労」をしている。スマートフォンでの決済機能や、食洗器、バスなど、便利だと思うものを1日1つ、あえて使わずに生活することである。物や人への感謝を忘れないことが主たる目的である。

現代社会、特に都会は非常に便利である。スマートフォン一つあれば調べ物も、目的地までの道案内も、友人と話すこともできる。また、近年ではAIも普及し、作業の効率化がさらに進んだと考える。私自身は進学を機に田舎から名古屋に出てきたため、公共交通機関の充実度の高さも便利さを感じる要因となっている。数時間に1本程度と頼りないバスしかないために自転車で数十分の移動をしていた頃と比べると、交通利便性は飛躍的に向上した。

名古屋に引っ越した直後は、その利便性の高さから、何でもできるような気持ちになっていた。しかし半年もすれば、1つのものを買うためにたくさんの店から吟味できることにも、10分に1本来る電車にも慣れてしまい、以前のような新しい気持ちは薄れた気がする。私はそのように慣れが進み、自分の生活を便利にしてくれている物や人への感謝の気持ちが無くなってしまうことに危機感を感じた。これが発端となり、1日1つ、便利だと思うものをあえて使わないようにしてみることにした。ある日は土鍋で炊飯した。またある日はバスに乗らず自転車で30分ほど移動した。他にも様々な場面で便利なものを利用しないことに取り組んだ。それが意外にも楽しいものであった。当然不便になっており、ありがたみを感じるが、それに加えて何かしらの発見があったり、自分なりの工夫ができたりするため、達成感を感じるのだ。実験するにも1週間、1ヶ月など期間が必要であり、取り組みの結果がすぐに出ることは楽しいと思う要因であるかもしれない。感謝の気持ちを忘れないという当初の目的を超えて、私自身の毎日の少しの挑戦として続いている。

このESを書いた先輩からの応援メッセージ!

どうすればいいか分からないけど誰かに聞くのは恥ずかしい、では厳しい業界です。今は社会人と繋がる手段も多く、より差がつきます。知り合いでなくても良いので誰かに助けてもらいましょう。周りを頼りましょう!